作者略歴 |
1983年 |
多摩美術大学卒業 |
1985年 |
春季創画展に初出品:日本橋高島屋 |
1992年 |
湘南の60人の群像展:藤沢ルミネ(同94年・96年・98年) |
1994年 |
亜細亜の新しい跳躍展:池袋 韓国文化院 |
1995年 |
亜細亜の新しい跳躍展:ソウル シェラトンウォーカーヒル美術館
個展:鎌倉 タケダエキジビットハウス(同96年・97年) |
1996年 |
ラ・プリマベーラ展:銀座 アトリエスズキ(同97年) |
1997年 |
個展:横浜 鶴見画廊(同00年)
フェスティバル・アーツ&ムジーク:フランス ミヨー市美術 |
1998年 |
三菁会展:横浜三越(同99年・00年)
SALON DU BLANC 21 Part5:銀座 ギャラリー向日葵
個展:銀座 柴田悦子画廊(同99年・00年) |
2000年 |
第10回花の美術大賞展:兵庫県 加西市
10人の日本画展:茅ヶ崎市美術館 |
現 在 |
無所属 |
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ヴンダーカンマー
収集癖があります。本、化石に鉱物、貝殻、香水、庭で拾った鳥の羽、蝉の抜け殻に乾涸びた黄金虫、時計、フィギュア……集めたら気がすんで執着はあまりなく、しかも飽きっぽいのでどれも中途半端。たいした数もないのですが、家のあちこちを脈絡がない妙な物達が占領しています。
「ヴンダーカンマー」という言葉があります。直訳は「不思議の部屋」ですが、実際の意味は「珍品を蒐集したコレクションルーム」のことです。昔欧州の貴族や豪商達が、金に飽かせて世界中の変なものを集めました。これが発展して今の立派な博物館になったそうです。
絵を描いていて、時々これも一種の収集癖なのではないかと思う事があります。私の中にある得体の知れないものを拾い集め、そしてそれが見たいがために 絵筆を持って具現化してるような。
立派な博物館は望むべくもありませんが、絵筆で具現化した収集物で少しはましなヴンダーカンマーが……と願う日々です。
画家 山田りえ ART FRAGMENTS 22号 掲載
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